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股関節:走行スピード向上のための運動                        



 

 

ランニングスピード向上の股関節トレーニング

●スイング期の初期段階からスイングスピードを向上させる

 股関節屈曲位からの伸展スピードは、大殿筋が大きく関与しているため、大殿筋の強化が求められます。トレーニングのポイントは股関節屈曲位からの伸展動作と、その動作の主動筋がハムストリングスではなく大殿筋であるということです。

●足が接地してからの股関節伸展効率を向上させる

 足が地面に接地して、身体の真下を通過してからの股関節の伸展力はハムストリングスが主動筋となります。動作のトレーニングポイントは、股関節が半ば伸展位からのさらなる伸展であり、特異的なハムスストリングスのトレーニングとなります。
 また、股関節の伸展は可動域が少ないうえに低下しやすく、頻繁に代償動作を誘発させる部位であります。従って、トレーニングに取り組む前に可動域の評価を行い、必要に応じて改善を行ないましょう。



走効率を向上させる

 股関節伸展時の外旋動作はトップレベルの選手でも頻繁にみられます。大殿筋下部線維,中殿筋や小殿筋,半腱様筋や半膜様筋,内転筋群などの弱さが原因と考えられています。
 また、大殿筋のトレーニングで外旋が強まり、バランスが乱れた可能性も考えられます。問題を解決するには、股関節の伸展方向の柔軟性向上と、股関節伸展位での内旋筋強化が求められます。

また、実際の走行ではテンポが速すぎて、股関節屈曲位から伸展位までの動作が意識できないことがあります。実際に走行する前に確認動作として下記のウォーミングアップを用いるのも有効です。

実走前のウォーミングアップ

    

 

●注意点

 股関節の動作を理解し、股関節の伸筋を特異的に強化すると共に、その共同筋や安定筋を強化することで、着地時により大きな水平方向の力を発揮することができます。最終的には強化された各部位を連動させるような技術トレーニングを行なっていきましょう。