本文へスキップ

就職、給料、学校、仕事、年収、将来のことを綴ったブログもやってます。

股関節:ジャンプの助走方法やトレーニング                        



 

2.ジャンプ力向上の股関節トレーニング



大殿筋を意識した筋力トレーニング


 下肢のトレーニングに代表されるスクワットとデットリフトですが、その特徴や意識を充実さえることで大きな効果が期待できます。スクワットはクイックジャンプ系動作の向上に有効ですし、デットリフトはランニングジャンプ系動作に有効なトレーニングとなります。
 両者の決定的な差は体幹の前傾角度です。スクワットでは股関節の屈曲角が少ないところでの大臀筋の有効発揮を意識し、デットリフトでは十分に股関節が屈曲された位置からの大殿筋の筋力発揮を意識しながらトレーニングを行います。

 
最終的にはプライオメトリクス動作へと移行し、素早い動作中での適切な時期に適切な筋力の発揮を習得することによってジャンプ力が向上します。

Squat

Dead Lift

 

One Leg Jump (プライオメトリクストレーニング例)

 ⇔ 

 

3.助走からのジャンプ動作時の股関節の注意点

●助走をつけたジャンプの効率的なフォーム

 ランニングジャンプは踏み込み位置をどこにするかで、ランニングの勢いをジャンプに活かせるかが決まります。助走の勢いを殺さないためには、最終着地点で足が床に接地した瞬間は股関節よりも足が前に出ている状況でなくてはなりません。踏み切り位置が股関節よりも前方にあることによって股関節の大きな屈曲角が確保でます。
 
 そして、足部を軸として並進エネルギーを上昇エネルギーへと円滑に変換することができるのです。この原理は陸上競技の棒高跳びに似たものがあります。前方に助走を活かすためのポイントを作り、その勢いを利用して上空に舞い上がります。


 従って、助走をつけたジャンプで大腿四頭筋が主働筋になってしまうと、助走を殺したジャンプとなり大きく跳ぶことができなくなるのです。

Running Jump