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投球肩@筋力テスト方法                        



 

 

 肩外旋筋は投球時にブレーキングマッスルとして働くため、疲労を起こし、機能不全になることが多い。そのため、肩外旋筋力の評価は重要であるが、その方法によっては、代償運動が起こり、一定の評価が得られにくいという点があります。

 

【肩のテストについて】

腹臥位でのゼロポジション(PP―ZERO)での肩外旋筋力を、MMTを用いて評価します。この肢位でのテストは、代償は何処で起きているか、例えば、下肢や、反対側の体幹、背部の筋で代償しているのかが評価できます。

 

 

 

【ゼロポジションで行う理由】

①肩外旋筋に負荷をかけやすい。
②肩甲骨の安定性ないと支持できない。
③代償運動を見極めやすい。
④投球時のゼロポジション近似肢位である。
⑤PP―ZEROでの肩外旋筋力は、投球時のゼロポジションにての肘伸展能力に影響を及ぼす。

 

【肩甲帯:体幹肘プッシュテスト】

被検者を端坐位で座らせ、肩屈曲90°、肘屈曲90°の姿勢をとらせる。検者は被検者の肘に対して、後方に向かって抵抗を加える。僧帽筋や前鋸筋を中心とする肩甲骨周囲筋が弱い方は、その抵抗に耐えられず、体のどこかで代償してしまう。

 例えば、膝を伸展させ代償する人は骨盤が弱い、顎を伸展させ代償する人は背部が弱いなどある。このテストは、あくまで肩だけのテストではなく、全身の機能も見ることが出来るテストである。