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ACL損傷の考え方や回復                        



 

 

ACL損傷の特徴

・◆受傷機転 : 非接触型 > 接触型 で多い。
◆・損傷時断裂音。
◆・急性期以降の膝くずれ(giving way)現象
・二次的な半月板損傷や変形性膝関節症になってしまう
◆・手術が優先される数少ない靭帯である。⇒関節内靭帯で、自然治癒しにくいため。



バスケやバレーなど、膝が内側に入ってしまう肢位で、Knee-in Toe-outによる非接触型の方が多いとされている。また、横方向や後方やからタックルなどにより膝を強く地面に打ち付けてしまい受傷することもある。

 接触型もACL損傷の受傷機転として注目され始めている。Knee-in Toe-outで損傷しやすい見解…である。下腿外旋位+外反で大腿骨外果に挟み込まれ受傷してしまう。 



手術後に膝痛が起こっている際に、膝の曲げづらさが出てしまうことが多い
それは、どうして・・・??


それは、膝屈曲時、接触面積が少ないからである。
後ろの方では“
関節包”、前の方では“膝蓋下脂肪体(Fat pad)”が半月板と協働して関節の安定化を図っている。
それらが癒着・硬化すると可動域が悪くなる
術後のヒールスライドによる可動域訓練が重要になってくる。

 



☆筋力回復目標について☆

術後4ヶ月:ランニング開始時期

術後6ヶ月:元のスポーツ種目の練習開始

術後1~5年:定期的筋力チェック

 

☆筋力回復の目標値☆

①術側の筋力が術前筋力を上回る

②健側を100%としたときの術側の割合が80%以上

③体重1sあたりの筋力が、膝伸筋250%、膝屈筋150%以上

 

ex. 体重60kg 膝伸筋ピークトルク 健側186Nm 患側120Nm

                膝屈筋ピークトルク 健側110Nm 患側62Nm の場合

  膝伸筋 健側 186Nm÷60kg×100310% 患側 120Nm÷60100200%

  膝屈筋 健側 110Nm÷60100180% 患側  62Nm÷60100103

 

  ピークトルク=最大の力

  ピークトルク÷体重×100250↑(ext

  ピークトルク÷体重×100150↑(flex)でスポーツ復帰可の目安