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就職、給料、学校、仕事、年収、将来のことを綴ったブログもやってます。

ACL損傷に行う評価など                        



 

 

☆検査☆

Lachmanテスト

 

 

仰臥位にて膝を20~30°屈曲。大腿遠位部を膝蓋骨直上で把持し、下腿近位端を前方へ引き出す。正常の場合はしっかりしたend point(終点)が感じられるが、陽性の場合は脛骨の前方引き出し量が大きくend pointが不明瞭になる。



前方引き出しテスト

 

90°屈曲位、足部固定。膝を前に引き、下腿が前方へ出たら陽性。健常者でも脛骨の前方動揺距離には幅があるので、患者をできる限りリラックスさせた状態で施行し、健側との比較で判断することが必要となる。


Nテスト

 

仰臥位で膝屈曲位から下腿を内旋、膝を外反させつ   

つ、腓骨頭を母指にて後方から前方へ押し出しなが  ら伸展させる。ACL不全の場合、伸展位となる直前で外側脛骨プラトーが前方へ亜脱臼するのが触  知される。本テストは、被験者の膝くずれ感を再現できる利点がある一方で筋緊張を生じやすく、十分ラックスさせた状態で素早く行う。


・関節可動域検査

 



膝関節の他動的な伸展〜屈曲の可動性を測定するとともに、最大伸展位での膝蓋骨の滑動性を健常側と比較する。


・筋力検査

 大腿部の周径から筋萎縮の程度を測定する。また、膝伸展位でQuadの等尺性収縮を行い、内側広筋の膨隆と硬度を健常側と比較する。徒手による筋力検査は、Quadと膝屈筋について行い、疼痛発生や明らかな筋力の格差がない段階では、等尺性運動器による筋トルクの測定を実施する。


・大腿周径

 膝蓋骨上縁から0,5,10,15,20cm上と順に測定する。

→膝裂隙また膝蓋骨直上から5cmくらいまでは主として膝関節の腫脹度合いを知る。

 5~10cmくらいまでは膝の一関節筋群である内側広筋、外側広筋の大きさを知る。

 15~20cmの上下は大腿全体の筋群の大きさを知りうる。

・炎症の程度

 疼痛、熱感、関節腫脹

・下肢アライメント

 静的(膝内外反、過伸展、膝蓋骨の位置、Qアングル、足回内外)

 動的(歩行、走行、停止時の足と膝の方向)

・日常生活活動検査

・スポーツ基本動作の観察