天気と関節痛 天気が悪いときに起こる関節痛ですが、これらの原因は気象とは関係なく気圧や気温の変化が影響しているとのこと。 気圧が原因(?)…低気圧が近づくと気圧が下がり始めるが、関節内(陰圧)は急な気圧変化に対応できないため内側圧力のほうが大きくなる。この際に、神経が他の器官に触れたりヒスタミンなどの物質が出ることにより痛みが増すと考えられる。しかし、時間の経過と共に身体内部の圧力も外気圧と同じとなるので、時間とともに痛みが減ってくる。 気温が原因(?)…気温が急に下がると血管が収縮して関節周辺の血液やリンパ球の流れが悪くなり、疲労物質が溜まることにより痛みが増すのだそうです。 諸説①…高気圧は空気中に酸素が多く含まれている状態で、エネルギーを燃やす材料の酸素が豊富にあると、交感神経が優位になってエネルギーの代謝量を上げる。 逆に気圧が下がると副交感神経が緊張する。副交感神経は痛みの閾値を下げるので、夜になると痛みを昼間よりは感じやすい、晴れより曇り・雨のほうが痛みを感じやすい。 諸説②…白血球が自律神経の支配を受けているとのこと。白血球の細胞膜上に交感神経の刺激を受け止めるためのアドレナリン受容体や、副交感神経刺激を受け止めるためのアセチルコリン受容体を持っている。 リンパ球は副交感神経支配を受けて活性化する。リンパ球は抗体を生産して免疫を作っているが、活性化しすぎるとリンパ球の炎症を引き起こしやすい。 私の考え・・・ この件は私には分からない事だらけです ただ、患者さんの訴えを聞く限り何らかの因果関係はありそうです。温熱療法が効果がある気がしますが・・・? なんにせよ、痛みの訴えを可能な限り無くせるように努めたいものです。 |