扁平足とは? •後脛骨筋、長腓骨筋の弱化によって生じる •通常では、長腓骨筋で支持されている足の横アーチが平坦化し、同時に内側アーチが低下する 【内側縦アーチ】
正常な内側縦アーチでは足底腱膜の伸張で体重は分散される。 異常に低下した内側縦アーチでは、体重を適切に受容し分散できない →種々の外在筋と内在筋はアーチの支持の二次的力源として活動する 【外側縦アーチ】
【横アーチ】 ・第1中足骨頭から第5中足骨頭まで及ぶ骨で構成。第2中足骨頭がかなめとなる。 ・立方骨、内側・中間・外側楔状骨で構成される。中間楔状骨がかなめとなる。 ・舟状骨と立方骨で構成される。 ・母趾内転筋、長腓骨筋にてアーチを維持している。 偏平足障害の診断 裸足立位でのアライメントを観察 内側縦アーチの低下、前足部外転、踵部外反の程度、Flexibility(可動性)もチェックする Too many toes sign:壁に向かって両脚立位をとらせ、後方中央から観察 ⇒健側と比較し、より多くの外側の足趾が観察されれば陽性 TPの筋力評価 底屈位での内返し動作を行う(前脛骨筋抑制のため、底屈位で) Single heel raise test:壁に手を置き、片脚つま先立ちを行う ⇒つま先立ち不可で陽性、両側で比較をするとわかりやすい |